宅トラとサマリーポケットを比較し、おすすめポイントをまとめました。
宅トラはダンボールで預ける以外に、大きな荷物をカーゴで保管することもでき、さらに大型の家具をそのまま預けることもできる宅配型収納サービスです。
一方、サマリーポケットは、ボックスで預ける際の月額保管料は宅トラよりも安く、気軽に預けることができます。一部の大型アイテムしか対応しておらず、ボックスに収まらない家具や家電を預けることはできませんが、布団などならボックスでも預けることが可能です。
この記事ではそんな宅トラとサマリーポケット、2つの宅配型トランクルームのメリット・デメリットを比較し、宅トラとサマリーポケットの違いを深掘りしていきます。
宅トラとサマリーポケットの違いや、どっちがおすすめなのかを知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
宅トラとサマリーポケットを比較!おすすめはどっち?
宅トラとサマリーポケットの違いを比較してまとめてみました。
まず、宅トラとサマリーポケットでどっちがおすすめなのかを知りたい方も多いと思いますので、両方の比較と、どんな人にどっちがおすすめなのかをまとめてみました。
詳細は後ほど比較していきます。まずはどっちが自分に合いそうかイメージしてみて下さい
宅トラが おすすめな人 | サマリーポケットが おすすめな人 |
---|---|
家具や家電などを預けたい | 服や本など預けたい |
一度預けたらしばらく取り出さない | マメに取り出せるほうがいい |
長期間あずける前提 | 短期でも長期でもいい |
しっかりと予算を用意 | 気軽に安く預けたい |
会員ページで荷物を確認 | 便利な専用アプリを使いたい |
オプションは不要 | 充実したオプション希望 |
宅トラのほうが保管対応している荷物は多く、しっかり長期間預ける前提になっています。
料金も宅配型収納サービスの中では高めで、大きな荷物になるとそれなりの金額が必要です。
海外出張などで、住んでいる家を一時的に引き払う時に家財をまとめて預かってもらうような使い方をするサービスなので、大きな荷物を預けるなら宅トラが適しています。
家具・家電の他、よその収納サービスでは保管対応していなかったり、運ぶのが困難な大型のものなどを預けたい時も宅トラがおすすめです。
宅トラは「大きなものを長期間」という前提で使うのがオススメです
一方サマリーポケットは、料金の安さもあって気軽に利用できます。
ボックス一つから預けることができ、オフシーズンの洋服や本、CDなどのコレクショングッズを預けるなら最適です。
宅トラのように大きな家具や家電を預けることはできませんが、ボックスに収まるなら布団や毛布を預けることはできますし、ゴルフバッグやスキー板、スーツケースなど、一部の大型アイテムは対応しています。
サマリーポケットはボックス一つから気軽に利用できるので、そこまで荷物が多くない人や宅配型トランクルームをはじめて使うならサマリーポケットのほうが選びやすいです。
宅トラにもダンボールで預けるプランはありますが、最低3箱からという制限があり、料金もサマリーポケットより高いです。
宅トラとサマリーポケットでどちらが優れているということではなく、目的にあったサービスを選べないと後悔するのではないでしょうか。
自分にあったベストな選択をしたいという方が大半なはずですから、この後は2つの収納サービスについて詳しく比較していきます。
ある程度のイメージが固まり、さっそく使ってみたい方は以下は公式サイトもチェックしておいてください。
宅トラとサマリーポケットの特徴を比較
宅トラとサマリーポケットの特徴を比較していきます。まずは基本的な特徴を比較した表が以下です。
比較項目/サービス名 | 宅トラ | サマリーポケット |
---|---|---|
申し込み | web+書類契約 | webのみで完結 |
審査 | なし | なし |
初期費用 | 初回引取料+ 月額保管料(初月分+2ヶ月分) | 無料 |
月額保管料(最安値) | 1,628円 | 275円 |
ダンボール箱代 | 330円/箱 | 275円~ |
預け入れ送料 | あり | 無料 |
取り出し配送料 | プラン・地域によって変動 | 1,100円/箱 880円/梱包 |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード PayPal(ペイパル) |
箱の種類 | 1種類 | 4種類 |
点数制限 | なし | なし |
箱の重量制限 | 20kg | 20kg or 25kg |
大型荷物 | 保管可能 | 一部アイテムのみ |
最低保管期間 | 6ヶ月間 | 2ヶ月間 |
保管環境 | 温度:20~25℃ 湿度:55~65% | 湿度65%以下 |
セキュリティ | ヤマトの社員が常駐しながら管理・運用 利用者の直接の立ち入り不可 | 多重のセキュリティシステム 専門スタッフ以外立ち入り不可 |
補償 | 一梱包あたり上限30万円 または1BOXあたり60万円 | 1箱につき1万円まで ※オプションで上限アップ可 |
オプション | ダンボール購入 養生 料金シュミレーション | クリーニング あんしんサポート ハンガー保管 シューズリペア |
不用品買取 | 不可 | ヤフオク出品 |
対応エリア | 全国 | 全国 |
宅トラとサマリーポケットを比較すると、初期費用の有無や申し込みの簡単さ、最低保管期間などに違いがあるのがわかります。
表を見て想像できるとおり、気軽に使えるのは圧倒的にサマリーポケットです。ダンボール1箱分の荷物を押し入れ感覚でササっと預けるならサマリーポケットをおすすめします。
宅トラのほうが料金が高くて色々不便そうに見えますが、大型荷物に対応している点が宅トラの強みです。レンタル収納サービスの多くは大型荷物を預かってくれないので、他サービスと比べた場合でも、大きな荷物を預けたいなら宅トラが第一候補になってきます。
宅トラと比較したサマリーポケットの特徴
宅トラと比較したサマリーポケットの特徴は次のとおりです。
サマリーポケットの特徴で注目したいのは、圧倒的に簡単かつ安い料金で利用できる点です。
ダンボール1箱から預けるならサマリーポケット一択です
追加費用がかかりますが、選べるオプションが豊富なのも強みで、他の宅配型収納サービスと比べてもオプションの種類は多いです。
また、専用アプリがあるのもサマリーポケットならではの特徴で、預けた荷物の管理も簡単な操作でできます。
宅トラには宅トラの強みがありますが、大きな荷物を預ける予定がなかったり、ダンボールだけで済む量の荷物ならサマリーポケットがオススメです。
サマリーポケットのことをもっと詳しく知りたい方は、口コミや特徴を紹介している記事も参考にしてみてください。
サマリーポケットと比較した宅トラの特徴
サマリーポケットと比較した宅トラの特徴は次のとおりです。
宅トラの他サービスより勝っている点は、大型荷物対応です。
ダンボールに収まらない荷物でもカーゴで対応していますし、カーゴに収まらなくても預けることはできます。
また、荷物の運搬(預け入れ・配送)から管理までクロネコヤマトが担当している点も安心ポイントです。他のサービスでは、運搬はヤマトでも実際に荷物を管理するのは運営会社ですが、宅トラの場合はクロネコヤマトが荷物の管理までしてくれます。
補償額の上限が高いのも宅トラの強みです。
正直なところ、利用に手軽さがなく料金も割高ですが、保管環境や補償といった品質面で安心して利用できます。
宅トラの詳細を知りたい方は、口コミ記事もご覧ください。
宅トラとサマリーポケットの申し込み方法を比較
宅トラとサマリーポケットはどちらもwebで簡単に申し込みできます。
サマリーポケットは「申し込み=専用ボックスの注文」となり、申し込み後は梱包用のボックスが届くのを待つだけです。
一方の宅トラは、申し込み後に書類のやりとりがあります。書類の受け取り~返送をして実際に荷物を預けるまでに数週間かかります。
どちらも審査不要で利用できますが、やはりサマリーポケットのほうが手軽さがあります。
宅トラとサマリーポケットをボックス・預ける荷物で比較
宅トラとサマリーポケットを箱の種類や大きさ、対応可能な荷物で比較します。
項目/サービス名 | 宅トラ | サマリーポケット |
---|---|---|
箱の大きさ (高さ×よこ×奥行) | 40cm×60cm×40cm | レギュラー:33cm×43cm×37cm ラージ:37cm×68cm×45 アパレル:20cm×60cm×38cm ブックス:23cm×45cm×34cm |
カーゴ保管 | あり | なし |
大型荷物 | 保管可 | 一部アイテムのみ |
点数制限 | なし | なし |
重量制限 | 20kg | 20kg ラージのみ25kg |
宅トラは基本的に1種類しかダンボールがありませんが、サマリーポケットはプランによって選べるダンボールが4種類あります。
一方、カーゴボックスを使った保管は宅トラしかできず、サマリーポケットではダンボールに収まらない荷物を他の手段で保管することはできません。
サマリーポケットで対応している大型荷物は、スーツケース、スキー板、スノーボード、ゴルフバッグのみで、その他のアイテムは保管不可です。
宅トラの大型荷物は基本的にサイズで判断されますが、冷蔵庫や洗濯機、ベッド、本棚、テレビ台など、ダンボールやカーゴには入らないものでも大型荷物として預かってもらえます。
宅トラとサマリーポケットを保管環境・セキュリティで比較
宅トラとサマリーポケットの保管環境やセキュリティ面を比較してみました。
結論としては、荷物を実際に保管する倉庫の環境に関しては大差ないです。
どちらも空調設備で倉庫内の温度・湿度は管理されていますし、専門スタッフ以外の立ち入りは利用者であっても禁止されているので、セキュリティ面も極端に大きな違いはありません。
対応エリアに関してもどちらも全国対応で違いはないです。
保管に関して大きく違うのは、最低保管期間です。
宅トラは最低期間が6ヶ月間と長期利用前提になっているのに対し、サマリーポケットは2ヶ月間と短くなっています。
どちらも途中で荷物を取り出すことはできますが、最低保管期間を利用した時と変わらない料金を請求される点も同じです。
宅トラとサマリーポケットの料金を比較
宅トラとサマリーポケットの料金を比較した結果は以下です。
項目/サービス名 | 宅トラ | サマリーポケット |
---|---|---|
初期費用 | 必要 | 不要 |
月額料金 | 最安値:1,628円~ | 最安値:275円~ |
ダンボール箱代 | 330円/箱 | 無料 ※預けない場合は料金が発生 |
預け入れ送料 | あり | なし |
取り出し配送料 | あり | あり |
解約金 | なし | なし |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード PayPal(ペイパル) |
料金面だけを比較すると、サマリーポケットのほうが全てにおいて安いです。
宅トラとサマリーポケットは利用目的が微妙に異なるので、単純に料金だけで判断はできませんが、必要な費用についてさらに詳しく比較していきます。
宅トラは初期費用が必要でサマリーポケットは不要
宅トラには初回利用時に料金が必要で、内訳は「初回引取料+翌々月分までの保管料」です。
保管料は単なる先払いなので損をするわけではありませんが、最初に預ける段階でまとまった金額を支払うので負担に感じるかもしれません。
一方のサマリーポケットには初期費用はありません。
ボックスの取り寄せ、集荷依頼まで料金は不要で、実際に預けてから月額保管料が発生するだけです。
宅トラとサマリーポケットの月額保管料を比較
宅トラもサマリーポケットも、保管開始後は基本的に月額保管料の支払いのみで利用できます。
月額保管料の最安値は、「宅トラのちびトラ3プランで1,628円」「サマリーポケットのエコノミープラン、レギュラーボックスで275円」です。
宅トラは最低ダンボール3箱からの利用なので1箱あたりに換算すると料金は540円ほどですが、それでもサマリーポケット1箱分より高くなります。
宅トラとサマリーポケットではプランや料金システムが違うため、その他の料金は単純比較できませんが、基本的にはサマリーポケットの料金のほうが安いです。
宅トラはダンボール代が必要でサマリーポケットは基本無料
ダンボールで保管するプランでは、宅トラはダンボール代が1箱あたり330円必要です。
サマリーポケットはダンボール代は必要ありません。
ただし、サマリーポケットはボックス注文後に預けるのをやめた場合にボックス代金が発生します。
プランによってボックスサイズが違うので、ボックス代金も選んだプラン・ボックスの種類によって変わります。
宅トラは引取料が必要でサマリーポケットは不要
宅トラは最初に荷物を預ける際に初回引取料が必要で、金額はプランと地域によって変わります。
サマリーポケットは集荷依頼や荷物を預ける時に料金は発生しません。
宅トラもサマリーポケットも荷物の取り出し料金が必要
宅トラもサマリーポケットも、荷物を取り出す際には取り出し料金や配送料といった名目の費用が必要です。
ボックスサイズやプラン、箱ごとの取り出しなのか1アイテムだけの取り出しなのかといった要素で料金も変わります。
宅トラとサマリーポケットの料金に関するその他の違い
宅トラもサマリーポケットも解約金は不要です。
どちらも保管場所に直接行くことはできないので、原状回復費用が発生することはありません。
また、解約月の日割り返金がない点も宅トラとサマリーポケットの共通点です。
宅トラは月額保管料が先払い制なので解約後に利用しなかった月の料金の払い戻しがありますが、サマリーポケットは先払いではないので払い戻しが必要な状況にはなりません。
宅トラとサマリーポケットの解約に関して詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
宅トラはプランごとの料金の違いだけでなく、地域ごとの価格差もあり、料金システムが若干わかりにくいです。
サマリーポケットは地域による料金差などはなく、料金体系はシンプルでわかりやすくなっています。
料金に関する詳細を知りたい方は、それぞれの料金解説記事も参考にしてみてください。
宅トラとサマリーポケットを補償で比較
宅トラとサマリーポケットの補償限度額は以下です。
宅トラ | サマリーポケット |
---|---|
一梱包あたり上限30万円 または1BOXあたり60万円 | 1箱につき1万円まで ※あんしんサポートで1箱あたり最大50万円 (1点あたり最大5万円)まで |
宅トラの補償額の上限は、他のレンタル収納サービスと比べても高めに設定されています。もともとの料金も割高ですし、大型の荷物を預けることが多いからだと思われます。
一方、サマリーポケットの補償額は1ボックスにつき1万円までです。有料オプションで補償の上限を上げることができる点が宅トラとは違います。
宅トラとサマリーポケットのオプションを比較
宅トラとサマリーポケットのそれぞれのオプションは以下です。
宅トラ | サマリーポケット |
---|---|
・ダンボール購入 ・建物の養生 ・料金シュミレーション | ・クリーニング ・ハンガー保管 ・シューズリペア ・あんしんサポート ・ヤフオク出品 |
サマリーポケットのほうがオプションが充実していて、実用的なものが多いです。
宅トラのオプションは通常利用する分にはあってないようなものなので、オプション重視の場合はサマリーポケットをオススメします。
また、不要になった荷物の処分や引き取りはどちらも対応していませんが、サマリーポケットにはヤフオク出品代行オプションがあるので、売れれば「処分+売上を得る」ことが可能です。
宅トラとサマリーポケットの比較まとめ
宅トラとサマリーポケットを比較した結果をまとめます。
比較項目/サービス名 | 宅トラ | サマリーポケット |
---|---|---|
申し込み | web+書類契約 | webのみで完結 |
初期費用 | 初回引取料 +月額保管料(初月分+2ヶ月分) | 無料 |
月額保管料 (最安値) | 1,628円 | 275円 |
ダンボール箱代 | 330円/箱 | 基本無料 ※保管しない場合275円~ |
預け入れ送料 | 必要 | 無料 |
取り出し配送料 | 必要 | 必要 |
箱の種類 | 1種類 | 4種類 |
大型荷物 | 保管可能 | 一部アイテムのみ |
最低保管期間 | 6ヶ月間 | 2ヶ月間 |
補償 | 一梱包あたり上限30万円 または1BOXあたり60万円 | 1箱につき1万円まで ※あんしんサポートで 1箱あたり最大50万円 (1点あたり最大5万円) |
オプション | ダンボール購入・養生 料金シュミレーション | クリーニング・あんしんサポート ハンガー保管・シューズリペア |
不用品買取 | 不可 | ヤフオク出品 |
宅トラとサマリーポケットを比べた時に選ぶポイントは以下です。
こうした人は宅トラがオススメです。
ダンボールを利用する「ちびトラプラン」は割高かつ最低3箱からなので、ダンボールに収まる荷物を預ける場合やボックス1箱だけ利用したいという場合は宅トラはオススメできません。
引っ越しや出張などで家財一式を大型荷物で預ける予定で、利用する収納サービスを一つに絞りたいからダンボールも預けるという場合は一緒に申し込んだほうが手続きなどで便利です。
「大型荷物でも全国対応」というのが宅トラの強みですから、預ける場所が見つからなかった荷物や運べない荷物を保管したいという人は宅トラを選んでみてはいかがでしょうか。
一方で、宅トラよりもサマリーポケットをオススメしたいのは次のような人です。
サマリーポケットはボックス1箱から荷物を預けたい人に最適です。
ボックスの取り寄せから実際に荷物を預けるまでの手続きで料金が発生することもないので、申し込みのハードルも低く、初めて宅配型収納サービスを利用する人でも選びやすくなっています。
プランやボックスサイズも充実していて、布団や毛布ほどの大きさのものならボックスに入れて預けることも可能です。
実際に保管した後の料金もリーズナブルで、短期~長期と預ける期間も融通がききます。
大きな家具や家電などを預ける予定がないなら、サマリーポケット一択といってもいいくらいなので、まずは公式サイトのプラン詳細や利用イメージを確認してみてはいかがでしょうか。
⇒サマリーポケットの公式サイトはこちら